どんなときに傾聴サービスが役立つのか③④

前回に引き続き、

どんな時に傾聴サービスが役立つのかについてお話しします。

今回は6個のうちの③④です。 

  

③ストレス解消とガス抜き

で、次の効果としては、ストレス解消っていうのがやっぱりありますね。

ガス抜きですね。

 

話すだけで楽になるっていうのは、経験したことあると思うんですよね。

 

私もですね、産後の苦労とかもですね、
同じく産後を経験してきたママたちと、その苦しさを共有するだけですごく報われたりとかもしました。

 

他にも

「無理だとわかってるんだけどこうしたいんだよ」

っていう要望をですね、

試しに夫に言うだけ言ってみたこともあるんです。

別に叶いはしないんですけど、それもやっぱり楽になったりするんですよね。

 

 

ただやっぱり、

誰かに

・自分のしんどさ、苦しさ
・理不尽だって思う気持ち
・誰かのせいにしたい気持ち

っていうのを吐き出すっていうことに抵抗感がある人も多いと思うんです。

 

日常的に、誰かに聞いてもらっている人とか見ると、

そういう姿勢を否定したい気持ちってあると思うんですよね。

 

「愚痴なんて重いし嫌な気持ちにさせるからだめ!」

「時間を奪ったら迷惑だ!」

 

だけどそう考えれば考えるほど、自分の首が締まっていくんですよね。

 

やっぱり私もあんまり言えないタイプで。

容赦なく愚痴を言ってくる人に対して「ムっ」てなったりする時もあったんです。

 

「自分は我慢しているのに、なんでこの人こんなずっと愚痴ってんだろう」

って腹立ってきたりするんですよね。笑

 

で、それでずっとなんかイライラモヤモヤ、

私は聞いてもらえないのに!!ずるい!!ってなった状態。

 

そうすると、やっぱ苦しいんですよね。

愚痴ってる人を否定すると、そのルールに縛られた自分もどんどん愚痴れなくなっていくから。

  

ただ、少し考えてみたんです。

そんなふうに悪口とか愚痴とか文句が「悪」だなって感じるのはなぜかなって。

私の場合、「一方的に聞かされ続けて自分がしんどかった経験が多い」からだと思うんですよね。

愚痴だって聞いていられる量とか、交互に言い合って、

最後は

「まぁ頑張ってやっていこうね」「聞いてくれてありがとね」
みたいな感じで終わったりとかしたら、

そんなにガス抜きをしている人に対して、不快な気持ちにならずに済んだのかなと思うんですけど。

 

やっぱりずっと聞かされ続けるっていうのは、すごい大変。

私は母親の愚痴を延々を聞いていた時期が長かったので、余計かもしれません。

 

本来無償でできることではないんですよね。

 

だからこうやってサービスが有料で出ているレベルのことを

日ごろから無償でやってる人はすごいんですよ。

 

なので、ある意味、

普段から聞き役で、さらにこういう場でお金を払っているのであれば、

罪悪感や遠慮を持たずに思う存分

ストレス解消、ガス抜きっていうことで使っていいんじゃないかなと思うんですよね。

 

 

  

④思い込みの解消

次に、思い込みの解消というのがあります。

人間というのはですね、思っている以上に自分を思い込みで縛っているものなんですね。

 

一人で考えていると、思い込みに気づくっていうのが難しいんですけど、

誰かに話を聞いてもらっている時っていうのは、

なんとなく聞いてくれる誰かの目線で自分を見たりするようになるんですよね。

 

・こうじゃなきゃいけないんだ
・こうしなければいけないんだ

っていう風に思っていたことも、

他人から

「あ、そうなんですかね」

とかって言われたら、

「あれ?そうじゃないこともあるのかな」

って思う余地がちょっと出てきたり。

 

そうして話を聞いてもらいながら、普段の自分の思考からちょっと離れて

・客観的に自分や他者との関係性を見たり
・自分の思考や言動を一歩引いて観察したり

っていう瞬間が傾聴サービスを受けていると自然と起こったりします。

自分を客観視するっていうのは心理学的にもすごく重要なことなんですね。

そこから初めて、今までと違う見方や考え方につながり、
行動もそれに伴って変わっていくので。

やっぱり誰かに聞いてもらうっていう時間っていうのは、すごく自分の心にかかっているフィルターを外すのにとても役に立つかなと思います。

 

⑤、⑥につづく

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