何が手に入る本?
この本が解決してくれる悩みは
- なんかいっつもイライラ、モヤモヤしてる
- 大事なことや難しいことを考えるとすぐ頭の中がゴチャゴチャしてきて、考えたくなくなる
- 仕事にも勉強にも集中できない、始めてもすぐにやめたくなってしまう。
ということ。
そしてこの本が向いているのは
- 理由が納得できないと信じられない、行動しようと思えない人
- いろいろがんばってみたけどなんかうまくいかずドツボにはまっている人
- 心と頭のメカニズムに興味がある人
です。
読んでいくほど、
「あ、私の頭(心)ってこういうメカニズムで動いてるんだ」
「そりゃ、モヤモヤしたり行きづまるわけだw」
「え、そっち?!」
と納得したり驚いたり、
「ちょっと試してみるか」
と思える魅力があります。
なぜ頭のゴミを捨てる必要がある?
これはもう、そのまま引用したほうが早いですね。
頭のゴミを捨てれば、仕事や勉強や趣味に思いっきり集中できます。そして思考が冴え、これまでなら思いつかなかったようなアイデアが湧き出る頭になります。
「頭のゴミ」を捨てれば、脳は一瞬で目覚める
本当の集中とはリラックスした集中です。静かなる集中です、頑張らなくても、緊張しなくても、エイッと気合を入れなくても、すーーっと集中状態に入っていける。そして仕事や勉強がサクサク進む。それが本当の集中です。
「頭のゴミ」を捨てれば、脳は一瞬で目覚める
何を捨てたらいい?
では具体的に、何を捨てたらいいのでしょう?
提案されているのは8つです。
①生産性を下げる感情
➁他人のものさし(価値観)
③これまでの自分(あのとき〇〇だったら幸せだったのに)
④マイナスの自己イメージ
⑤我慢
⑥自分中心
⑦恐怖
⑧論理へのとらわれ
それぞれ、捨てるべき理由と、具体的な捨て方が書かれています。
個人的に気になったところをピックアップ
ここからは私が個人的に気になったところを取り上げていきます。
まずは、①生産性を下げる感情をすてる
「感情は娯楽だ」とうたう筆者。
逆に私は「感情を大切にする」主義の人。
なので読みだしたときは
「えー?そんなドライな人生楽しいの?」
「そんなの人間的じゃない」
と思いました。
が、よくよく読めば、その主張の理由がわかります。
まず私たちの人生を充実させるために必要なのは「心の底から望むゴール」です。
それがないと、ザ・行き当たりばったりな生き方になってしまう。(今の私
他人に振りまわされ、やらされ感情でいっぱいの日常。
負の感情がぐるぐるして、脳みそもうまく使いこなせない。
おんなじ痛みを何度も味わっているのに、ぬけだせない。
だからまずゴールを持つこと。
そして、そのゴールに不要な感情をバッサバッサと切り捨てていく。
すると、今まで受け止めていた「ショック、悲しい、苦しい、自分なんて」
という感情を「捨てるべき」という判断ができます。
目指すものが何もないと、起こった出来事にたいしてわきあがる感情の波にのまれます。
わんこそばみたいに、どんどんやってくる感情のジェットコースターにライドオン。
アップダウンもランダム、タイミングもめちゃくちゃ。
そのすべてを受け止め、のまれつづけ、一日の終わりにはへとへと。
しかも、疲れるくせに、何も生まない。
あげく、家族にぶっきらぼうになったり。(そして自責、後悔
そんなことをしているうちに心も体もあっという間にすり減ってしまいます。
ゴールを持つことはある意味、
感情による衝撃やストレスから自分を解放する手段
なんだろうなって思いました。
HSP気質だから、こうした「よわよわな自分を守るための手段」はたくさん持っておきたいなと。
次に気になったのは③これまでの自分をすてる
がっつり、捨てられずにいました。
自分の過去。
「あの時、ああしていたら今もっと幸せだったのに」ってやつ。
私だったら、
自分の中途半端で三日坊主なところを変えたいのに、
変えられないし変わらない。
今までも頑張ったけど、変えられなかったって。
けど、筆者はこういいます。
過去ベースで物事を見てしまうのは、単に私たちのマインドの持ち方の話ではなく、脳の機能そのものにも要因があります。
「頭のゴミ」を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!
私たちが今見ている世界は、過去の記憶によって成り立っている
「頭のゴミ」を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!
脳はうまくさぼっていて、情報を処理しているそうで。
必要ない情報は無意識にシャットアウトして、自分に必要な情報だけを取り入れます。
逆に言えば
シャットアウトされた後の世界で私たちは生きているわけです。
そのシャットアウトの基準はこれまでの自分。
つまり、これまでの自分が大事だと思ってきたことの中でしか私たちは生きていないと。
つまり、これまでの自分で判断することをやめないと、
これからもずっとこのままの自分が選ぶ世界の中でしか生きられないと…!
これは、個人的に「ハッ…!!!!」とさせられた事実でした。
この本は人生で4度目くらいに読んでいますが、そのたびに
「私、自分が「心地よい」と思う世界から抜け出せてるかな?」
と自分に問いかけるきっかけとなっています。
「現状維持」は確かに心地よいけど、
その現状に不満があるのなら、維持しない方向に舵を切らなくちゃいけないんですよね。
その思い切りが、メンタル落ちてるとできない。笑
そんなふうに、メンタル落ちて何も頑張れないときは、
人と話をしてみるのがいいかもしれません。
身近な友人やパートナーがきいてくれるのなら、話してみる。
「そんな人いないよ!」って人は、傾聴サービスを受けてみるのも一つの手かもしれません。
ガス抜きの効果は絶大で、私もその価値をすごく感じています。
幸いなことに、人よりは聞き上手なほうみたいので、傾聴サービスをやってみようか企んでいます。
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