ゲームなんて、時間の無駄だ!
そう思って生きてきた私が
最近、スマホゲーム=悪
という発想を打ち破りました。
思えば小さいころから、
兄がテレビゲームにドハマりし、
それを白い目で見ていた両親を見て、
「あ、ゲームを楽しむと怒られるんだ」
というすりこみががっつり出来上がっていたように思います。
幸い、夫がゲーマーでなかったこともあり
特に問題なく
「ゲーム=時間の無駄」という価値観にひたって生きてくることができました。
が、
私の価値観が変わり始めます。
それは
「やらなきゃいけないことから逃避するのに、ゲームは最適すぎる」
ということ。
スマホなら1秒ですぐはじめられる。
ペースは誰にもせかされることがないし
ほどほどに達成感があって
なによりやっていて楽しい。
そりゃー、のめりこむ人も出てくるだろうなって。
現実世界は過酷です。
やろうと思ったのにできないこと。
やれと言われたのにできないこと。
単純に、やりたくないこと。
成果が出ない。ペースは他人しだい。
達成感がない。
楽しくない。
そんなことであふれています。
だからこそ、ゲームの世界では
自由になることができ
楽しむことができ
達成感を得られ
その世界で出会った人と仲良くなる。
そういうことが起きている現状は
当然っちゃあ当然だよなぁって思います。
親世代の「ゲームなんか!」というのは
そのさらに親世代の「恋愛結婚なんか!」と同じレベルの話になっている気がする。
要は可能か不可能かって話が【正しいか間違いか】って話にすりかえられてるんですよね。
さて、私がどんなゲームにはまっているかというと
パズルゲーム。
並べ替えて、ブロックを消して、
ノルマを達成するもの。
最近のスマホゲームはうまくできていて、
何度でも挑戦することはできないんです。
なんどか失敗すると、
30分くらい間を空けないと再チャレンジできない。
やりたい方は、課金してください。ということ。
頭を使わずにクリアしたい(達成感を得たいなら)課金してください。
ということ。
そんな感じなので、私にはちょうどいいわけです。
何がいいかって
・時間制限があるので、のめりこみすぎなくていい
・ほどほどに気分転換になる
・ほどほどに達成感を得られる
・いつ中断しても平気(時間制限ではなく動かす回数の制限があるゲームなので)
私にはほかにもやりたいことがあるのです。
子どもにかまったり、ごはんづくり、ノートを書いて自分と向き合ったり、
本を読んだり、セミナーを聞いたり
夫との信頼関係を築くために時間をとったり。
だけど、これらだけではなにか足りなかったんです。
なかなか思いどおりにいかないことだらけだし、
相手が尽くした分に気づいて感謝してくれるとも限らない。
こうしたら成果につながるとわかっているのに、なかなか着手できない、なんてことは日常茶飯事。
そして
「生産的な行為」「誰かのためになる行為」
だけでは、人は不満を持つものなのだなって気づいたのです。
1日の時間の中で、
「誰の役にも立っていない、完全自己満足な時間」
というものが、必要なんだって。
ここ数か月の私には、これがなかったんです。
理由は簡単。
「無駄な時間」を過ごすことがこわかったんです。
無駄な時間をとったら、
他の生産的なことをする時間を失う。
生産的でない自分は、価値がないって。
でもね。
人生に充実感をもつためには、生産的なことだけじゃだめなのよね。
だって、新しい世界は無駄なことからうまれることがよくあるから。
「これには意味がある」「価値がある」
と、これっぽっちも思っていなかったことから
今「これめちゃくちゃ大事だ!!!」と思えることにつながった例はいくつもある。
私だったら、
「イケメンだけど、私には縁がないな(イケメンは私を見下してくるという思い込みも強かった)」
と思っていた男と結婚して円満にくらせているし
「子供なんて、自分のお世話で手一杯なのに無理無理」
と思っていたのに1日の大半を費やして
そうした日々は充実感や幸福感でいっぱいだし
「絶対無理。炎上こわいし自分の中身をさらけだすなんて恐怖でしかない」
と思っていたのに
こうした情報発信がライフワークになっているし。
だからね、
もっと私は積極的に「無駄なこと」をする自分を許していかなくちゃいけないなって思ったんです。
例え両親にとってそれが好ましくないとしても、それが私の人生を満たしてくれる可能性は大いにあるんだから。
ということで、さっきもパズルゲームを楽しみました。
ゲームオーバーになって、待ち時間が30分なので、
その間にこの記事を書いています。
ね?
非生産的なことが、生産活動につながることもあるんです。
っていう話でした。
怖がらずに、無駄に手をつけていきましょう。
私たちの新しい世界は、
私たちが「大事じゃない」と思っているエリアにおちているものだから。
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